選択肢を広げる・アドバイスの大切さ

ちょうど来週の木曜日からNCEA External (全国統一試験)が始まります。


NCEA試験時間割


昔、他の留学エージェントで働いていた時、塾を開いていたのですが、そこに通っていたまた別のエージェントさんの学生さんが、この時期になると「もう学校が終わったので、日本に帰ります」と話していました。


確かに、11年生以上の学生は10月末 / 11月初めで学校が終わります。それは、11月の初旬からNCEAのExternalが始まるからです。でも、この試験を受けない=多大な単位を落とすという事になります。


もちろん、1年間未満の留学の場合、単位の取得は関係ないので、この試験を受けない・受けることは出来ない場合が多いですが、ニュージーランドの高校を卒業しようと思っている場合、単位の取得は大切になります。


他のエージェントさんの学生さんには、基本的に何も口出しをしないようにしていたのですが、塾の担当として、「単位はもう取れてるの?」と聞きました。


NCEAは、この11月に行われる一斉統一試験のExternalと呼ばれるものの他に、Internalと呼ばれるものがあります。これは、年間を通して評価されるもので、試験の場合もあれば、課題提出、実技など教科によって様々です。例えば、アート(美術)やテクノロジー(技術)は全て課題提出となるので、この統一試験はありません。


その子の答えは、

「8単位くらい取れたと思います。」


その答えを聞いてびっくりしました。


この学生さんは、塾にも熱心に通っており、日本の大学受験に向けて一生懸命勉強していました。どちらかというと勤勉な学生さんなのに、8単位しか取れていない・・・(細かい単位取得の説明はここではしませんが、最低80単位を取得する必要があるのに、その10分の1しか取れていないことになります。)


なんでそんなに単位が取れていないのか、それなのに統一試験も受けずになんで日本に早々に帰国をするのか尋ねたところ、


「エージェントに単位は必要ないって言われました。だから、授業中もこっそり英語資格試験の勉強をしているんです。だって、日本の大学に行くには、TOEICやTOEFLの点数が必要なので、それに集中して勉強しています。」


と返事が返って来ました。


もちろん、帰国子女入試をする場合、英語資格試験の点数が高い方が良いですが、だからといって日々の勉強をおろそかにして良い訳ではありません。ニュージーランドは日本と教育システムが違うので、規定された単位の取得が出来なければ、University Entranceと呼ばれる大学入学資格を取ることが出来ません。それがなければ、ニュージーランドや海外の大学には進学出来ませんし、日本の大学でも最近は多くの大学でこのUniversity Entranceが入学条件として求められ始めています。


努力して単位取得に挑んだけど、結果的にUniversity Entranceを取ることが出来なかった。でも、一生懸命頑張ったから仕方ない。ということであれば、それは本人が納得するまで頑張ったので褒めてあげたいと思います。でも、最初から単位を取らないで良い、とアドバイスをされたから、単位を取らなかったという学生さんの話を聞くと、とても可哀想に思いました。


私たちが大切にしている事は、一人一人の可能性を最大限に引き出し、将来の選択肢を広げる事です。一度きりの中学・高校留学。卒業時に、自分の歩んできた道を振り返った際、誇りを持って次の道に進めるように、後悔が残らないようにサポートさせて頂きます。


「Follow Your Dreams」


夢に向かって舵を取り挑戦していくと言う意味が弊社のロゴには込められています。私たちは一番近くで応援していきたいと思っています。


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